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2008/10/08に制作。 日々をつづったり、小説や落書きを細々と書いていきます。
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猫又 うらは(旧:猫又 又之介)
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ごめ・・・・・・忘れてたとかじゃないんだからなっ

ぜんぜん、書く気・・・・・・あったんだからっ

・・・・・・すみませんでしたorz

眠いです。
そろそろ限界です。


読む気力のある方はつづきからどうぞ。

さほど話は進まないんだぞっ
そして、書いた時期が違うから、かき方もぜんぜん違うんだぞっ

(2)


肩を揺さぶられるのにショウは目を覚ました。
目を開けた時に広がる光景は、毎日見ているものとなんら変わりは無い。
少し広めに作られた寝室の白い天井。
額に手をやれば、先ほどの夢でかいてしまったのだろう汗で濡れていた。

「お早う御座います。ショウ様」
ふと自分を起こした声が再び発せられると、そちらのほうに視線をやった。
全身を黒く染めた男が枕元に膝を突いて、ショウの肩に手をやっている。。
「うなされておられたようですが、またあの夢……ですか?」
男は、心配をしているかのように眉をひそめ、歯切れ悪く言葉をしめる。

またあの夢。

この男が関わってる夢らしいが、ショウはあまり覚えていない。
息苦しい感覚だけが残っているだけである。
一度だけ男にこのことを話したことがあった。
そのときの男の顔に翳りを見た時、もうこの男の前ではこの話はしまいとショウは心に決めていた。言ってはいけないものであったのだと。

まるで、自分がその夢を見せているのだといわんばかりに、辛気臭い表情を浮かべる男を横目に見ると、ショウは軽くため息をつき、肩にやっている手を払い、体を起こした。
そして、男のほうに体を向けると、ピンと男の額にでこピンを食らわす。
「何、死にそうな顔してるんだ、ソウ。ちゃんと朝飯の用意は出来てるんだろうな」
茶化すように言い、軽く笑みを作る。
そう、さっさと話題を変えるに限るのだ。辛気臭い空気なんて朝から似合わない。
ショウの意図を解したのか、男―ソウは立ち上がり笑顔を作ると「もちろんです」と言いった。
「朝食は此処で頂きますか? それとも、食堂で?」
朝の決まり文句を言う頃になると、先程までの辛気臭いムードが消えている。
これで良い。お互いのためにならないようなことは、自分の胸の中で留めておいたほうが良いに決まってる。
「……食堂にする。支度が済んだら行くから準備を頼む」
欠伸をひとつ漏らす。……寝覚めが悪いせいかまだ少し眠い。
「お支度を手伝わなくてよろしいでしょうか?」
ここ2、3年前ぐらいから支度の手助けは要らないと言っているが、毎朝決まったことの様に聞いてくる。ショウはそれに辟易としながら、「要らない」と答えベッドの外に足をつき、腰掛けた状態に移動する。
「了解しました」と言うと、扉の近くまで行き、そこにすでに準備されていた洗面器と水とお湯の入った2つの水差しの乗ったカートを押してベッドの近くまで持っていく。
テキパキと洗面器に適温のぬるま湯を張ると、洗面器の横にタオルを置いた。それが終わると、此処での自分の仕事は終わったとばかりに、寝室から出て行った。

それを見送ると、ショウは洗面器に張ったぬるま湯に手をつける。
これ熱かったり、冷たかったりしたときのために水差しの中にはお湯も水もまだ入っている。しかし、いつもショウはそれらを使っていなかった。憎たらしいほどにいつもショウの好みの温度になっているからである。
「……温い」
さっと顔を洗うと、起きたときから感じていた鬱々とした感情が洗い流されたように、すっきりとした気分になった。
やっと、朝が来たといった感じだ。
その後、さっさと支度を済ませると、ショウは準備されていた学校の制服に袖を通した。
ショウの学校は制服を用いていて、紺のブレザーにグレーのスラックス、臙脂に近い赤のネクタイである。上着の胸ポケットには、校章が縫い付けられ、ボタンも校章をかたどったものである。
ショウの住まう地区では制服を用いる学校はそう無い。ひとつ理由を挙げるとすれば、恐らく、彼の通う学校はよく言うお金持ちが行くというところであるからなのだろう。
実のところ、ショウはあまりこの制服が気に入っていない。一番の理由がネクタイである。上手く結べないのだ。決してぜんぜん結べないわけではない。曲がったり長さが長かったりと不細工になってしまうだけだ。いつも、ネクタイを結ぶ1つだけに十数分かけてしまう。そして、諦めて首からかけるだけにするのだ。……ちなみに、あとでソウにしてもらっている。
一通り支度が済むと、これまた用意されていた鞄を手に取り、寝室から出て食堂に向かった。


...to be continue
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